ヤマハエレクトーンフェスティバル2025 アドバイザー総評

ヤマハ エレクトーン フェスティバル2025
アンサンブル部門についてアドバイザーの伊藤幸代先生・江場久美子先生より総評コメントを頂きました。

【伊藤 幸代先生】
皆さんとてもパワフルでどの部門もレベルが高く聴き応えのある演奏でした。
生楽器とのコラボやファミリーでの参加など、どのグループもそれぞれのカラーがあり
衣装やパフォーマンスも含め皆さんが心から音楽を楽しむ姿がとても素敵だなと
ワクワクしながら聴かせていただきました。

皆さんしっかりと耳を使ってアンサンブルが出来ている所はとても良かった点です。
その上で今後、各々が息吹を感じさせるフレーズの入り方や終わり方、音価の意識、
持続音の変化等、
沢山の質の良い音楽を観たり聴いたりして、より細やかな表現を探究し
更に完成度の高い演奏を目指しましょう。

お互いの音と呼吸をしっかりキャッチしながら各パートそれぞれの役割を踏まえて
バランスの良いサウンド作りが出来ている演奏は

一体感がありとても心地良く惹き込まれます。

仲間と一緒に音楽を創り上げる喜びと共に皆さんの可能性がますます広がりますように期待しています。
これからも頑張ってください。

【江場 久美子先生】
出演者の 皆さま、今日は 素晴らしい演奏を 聞かせていただきました。
ありがとうございました。
大変 レベルの高い大会で それぞれのグループの個性溢れるステージに
ワクワクしながら 聞かせていただきました。
チームワークの良さが パワーになって 今日の良い演奏になったと思いました。
今日まで がんばってきたことを 存分に発揮できたグループが多かったと思います。
何より 皆さんが 楽しんで演奏していることが 会場まで伝わってきたことが 素晴らしかったです。
皆さん 熱演でしたが 反面 少し力が入りすぎているように 感じる場面がありました。
そうなると 音も キツく聞こえてきてしまいます。
限られた時間の中で つい言いたいことがいっぱいになってしまいますが
メリハリをつけて 一番のクライマックスに向けて どう曲を組み立てていくか
メンバー全員で意識して演奏できると 更に 聞く人に その曲の魅力が伝わると思います。
そして 弦楽器 や管楽器など 持続する音を弾くとき
打鍵 だけでなく 伸びている音を どうタッチで表現するか そして 鍵盤から離すときは どうするか まで
その楽器の 特性を よく知って 更に クオリティの高い演奏を追求してほしいと思います。

今日は フリースタイル部門の皆さんも それぞれのグループが やりたいことを 生き生きと演奏されていて
とても素敵でした。
それぞれの 年齢 経験で やりたいこと 好きな音楽は様々ですが
アンサンブルの楽しさは 格別ですよね。
一緒に 音楽を作り上げていく仲間がいるということは とても特別で 貴重なことだと思います。

今日 演奏し終わった時の 皆さんの笑顔を見ていると
皆さんは もうその楽しさと 達成感を 十分に感じているように思えて  嬉しい気持ちになりました。
これからも  レベルアップを目指しつつ ぜひ楽しく このステージに参加してください。

そしておうちの方へ
送り迎えや 衣装など おうちの方のあたたかいサポートがあってこその
今日の立派な発表となりました。
感謝申し上げます。