ピアノフェスティバル2024 幼児部門・A部門 審査員:居福健太郎先生より総評コメントをいただきました

1月28日(日)リリオ・コンサートホールで連続開催を致しました、ピアノ・フェスティバル2024 幼児部門とA部門につきまして、当日の審査員、居福健太郎先生より総評コメントをいただきました。ここに掲載をさせていただきます。

幼児部門 

皆さんきちんと弾けていました。もしかしたら人前で演奏するのが初めてという方もいるかもしれませんね。普段とは違う大きな会場で大きなピアノを弾くということにビックリして怖くなってしまった人もいるかもしれません。恥ずかしくなって慎重になった演奏もありました。最後舞台で弾く時は自身を持って堂々と弾けるようにこれからも練習頑張ってください。

 

A部門 

いくつかのいい演奏に触れることができ嬉しく思いました。一方で練習が不十分と感じる人も見受けられました。全体を聴いて気になった点(もちろん全員に当てはまるわけではありません)を3点述べます。

【一定のテンポで弾く】  

弾きやすい箇所では速く、難しい箇所でゆっくりならないように曲全体で指示の無い限り一定のテンポで弾きましょう。

【フレーズをまとめる】

今回の課題曲ではどの作品もほぼ4小節ごとにフレーズがまとまっていました。音をミスなく弾くことにとらわれて流れが無くならないようにしましょう。

【自分の音を聴く】

いい音を出しているか耳で確認しながら練習してください。速く弾くことより、ピアノから様々な音色を探求してください。

             これからも頑張ってください!!

 

東京藝術大学非常勤講師    居福健太郎